せっかく買った着物だから正しく収納して、きれいな状態で保存しておきたいですよね?
収納方法を間違えてしまうと、シミやカビの原因になり大切な着物を台無しにしてしまいます。
台無しにしないためにも正しい保管方法を知っておきましょう。
そこで、今回は着物の保管のポイントや収納方法について紹介していきます。
着物を保管する時のポイント
それでは保管するためのポイントを見ていきましょう。
それほど難しいポイントはないので直ぐに実践できるはずです。
着物のたたみ方に注意する
正しくたたむ事で、シワにならずに保管することができます。
最初にたたみ方を覚えるのは大変かもしれませんが、一度覚えてしまえばすぐにできる様になります。
たたみ方についてはこちらの動画でわかりやすく説明していますので参考にしてください。
除湿剤で湿気を避ける
湿気は着物の大敵です。
湿気がこもった状態だと着物にカビが生えやすくなってしまします。
もともと、日本は湿度が高く、特に梅雨は高温多湿な日々が続きます。
カビが生えやすいので気を付けましょう。
簡単に早く湿気を避ける効果的な方法は除湿剤を使うことです。
専用の除湿剤も沢山ありますので、その中から良さそうな物を選ぶと良いでしょう。
専用の除湿剤は呉服屋や着物専門店で買うことができます。
また、インターネットでも簡単に買うことができますので比較的簡単に手に入れる事ができます。
防中剤で虫を避ける
湿気に続いて着物の大敵は虫です。
虫は夏場に発生しやすいので特にこの時期は気をつけましょう。
しかし、防虫剤の種類によっては着物を傷めたり変色を起こすものもありますので注意しましょう。
洋服用の防虫剤よりは専用の防虫剤を選ぶようにしましょう。
虫干しをする
梅雨の明けた7月〜8月ごろには虫干しをしましょう。
夕方以降は湿気が徐々に高まるため、天気の良い日を狙い午前10時〜15時までの間に虫干しするようにしましょう。
虫干しをする時には着物や帯を一枚一枚広げて着物ハンガーに吊るすとよいでしょう。
色焼けを防ぐためにも直射日光を避け、風通しの良いところに干してください。
着物の保管場所
それでは着物は、どのような場所に保管するのが良いのでしょうか。
着物を保管する方法は主に以下の3つです。
- 着物を桐箪笥に保管する
- 保管袋を利用する
- 除湿剤や防虫剤を完備し洋服ダンスやプラスティックケースに保管する
ベストは桐ダンスに保管するですが、用意できない場合は他の方法でも着物を綺麗に保管する事ができます。
それでは詳しく見ていきましょう。
保管には桐タンスがおすすめ
着物を保管するなら桐タンスがおすすめです。
桐タンスは雨の日にはしっかりと湿気を吸収してくれます。
そして、湿気を吸収することで膨張し密封性を高め湿気を寄せ付けません。
反対に天気の良い日は湿気を放出し風通しが良くなるのでカビがはえずらくしっかり保管してくれるのです。
さらに桐タンスは虫を寄せ付けないという性質がありますので保管に最適なのです。
こういった特性から高級な着物を保管する時には桐タンスがおすすめなのです。
保管袋を利用する
着物の保管には桐のタンスがベストですが、桐がない場合は簡易的に保管袋を利用するのも良いでしょう。
保管袋はamazonや楽天などで簡単に手に入れることができます。
着物キーパーは3層構造の特殊なフィルムになっており、簡易的に保管するのに適しています。
一袋に2~3着程度の着物や帯を保管することができ、カビや湿気、虫などから守ってくれます。
着物キーパーに入れて密封しておけばクローゼットやベッドの下などに収納しておく事ができますので、桐タンスがなくても簡単に保管する事ができます。
洋服ダンスやプラスティックケースでも可能
できれば桐のタンスで保管するのがおすすめですが、洋服ダンスやプラスティックケースでも保管することは可能です。
ただし、桐タンスに比べ密封性が高く湿気がこもりやすいので保管には注意が必要です。
除湿剤や防虫剤をしっかりと常備しておき湿気や虫を寄せ付けないよう気を付けましょう。
着物を保管してくれるサービス
保管するタンスやケースが家にない。
また、タンスを置くスペースが無いなんてこともあると思います。
そんな時は着物を保管してくれるサービスもありますので、利用してみると良いでしょう。
着物の保管サービスたんす屋
着物を保管するだけであればたんす屋の安心たんすというサービスがあります。
安心たんすは最適な環境で保管してくれるので安心して着物を預ける事ができます。
さらに預けた衣類をインターネットから確認する事もできるので、どこに預けているかわからなくなるというような事はありません。
まとめ
着物の保管方法について紹介してきました。
たたみ方や湿気対策など、保管する上でのポイントをしっかりと押さえ、正しい収納方法で保管する事でいつまでもきれいな着物を着ることが出来ます。
最初は覚えたり準備する物が沢山ありますが、一度覚えてしまえば簡単です。
長い間着ない時は今回紹介した方法で保管しておく事をおすすめします。
また、自分で保管するのが大変であれば着物の保管サービスを利用するのも一つの手です。
お手頃な値段で最適な環境で保管してくれるから便利なだけでなく安心して利用できます。