加賀友禅の着物

着物の買取相場

加賀友禅の買取相場を徹底検証!いくらで売れる?

加賀友禅は価値の高い着物です。
もし、着ていない加賀友禅が家の中に眠っているのであれば、傷んでしまう前に買取に出すことも検討してみてはどうでしょう。

今回は加賀友禅について詳しく説明していきます。
買取相場も紹介していきますので目安にしていただけましたらと思います。

それでは、加賀友禅とはどのような着物なのでしょうか?

加賀友禅とは?

金沢

加賀友禅は、金沢で無地染めが独自の手法で発展していったものです。

デザインが確立されたのは今から500年くらい前の江戸元禄の頃で、宮崎友禅斎によって始められたと言われます。
加賀友禅は、武士階級や豪商の婦人たちの間で晴れ着として着用されていました。

厳しい上下関係の武家社会の中で贅沢が敬遠されていた歴史的背景もあり、落ち着きのある写実的な草花模様を中心に、自然の美しさを巧みに表現しているのが特徴です。

公家社会の中で発展してきた京友禅の華美さに比べると、金銀箔や刺繍は用いずに染め中心の友禅だけで描かれています。

加賀友禅の5つの特徴

傘を持つ着物の女性

加賀友禅には、5つの大きな特徴があります。

自然や古典をモチーフにした絵画調

1つ目は自然や古典をモチーフにした絵画調であることです。

加賀友禅の文様は、機械的にパターン化されたものではありません。
自然をよく観察することで得た微妙な加減や美しさを表現するために、手描きだけで模様を作っています。

加賀五彩

2つ目は、加賀五彩(臙脂・黄土・草・藍・古代紫)の渋めで落ち着いた色を基本にしていることです。

加賀友禅を手がける作家は、この古典的な加賀五彩を微妙に混ぜ合わせて独自の色を施すため、同じ物がない一点物の着物が作られると言われています。

虫食いの技法

3つ目は、自然そのままの美しさを着物に映し込んだ虫食いの技法が用いられています。

色で虫に食われた葉の様子を表現したもので、他の友禅には見られないことから、これが描かれていれば加賀友禅だと分かります。

先ぼかし

4つ目は、先ぼかしという技法が用いられています。

先ぼかしとは、花などの柄の端の方を濃く描き、中心に向かってだんだん薄くなるようにぼかしていく技法で、京友禅とは逆になります。

描き染めのみ

5つ目は、基本的に金加工(箔置き)や刺繍・絞りは行わず、描き染めのみになります。
そのため、落ち着きのある加賀友禅独特の柄が表現されます。

現在も友禅と言ったら加賀と言われるほどに日本人の心をを魅了してきた加賀友禅ですが、作家になるには7年以上工房の師の元で技術や技量を教わった後、加賀染振興協会の会員資格を得なければなれません。

三大友禅の一つに数えられるのは、厳しい修行を積んだ作家が手間や時間をかけて伝統の技法を守り続けているからです。

加賀友禅の作業工程

着物を織る工程

加賀友禅はたくさんの工程があり、作家はその中で図案・下絵・彩色を担当します。

まず、図案の作成ですが、作家が金沢の自然や文化・古典などから人に伝えたい情景を、下図として着物の原寸大の上質紙に描きます。
この後の染め作業の基礎になる作業で、最も作家の個性が出る工程です。

下絵では、着物の形に仮縫いをした白生地を図案の上に当て、明かりを下から照らしながら筆で模様の輪郭を丁寧に描いていきます。

この際、青花という水に濡らすと消える露草の花の汁が使われます。彩色では、加賀五彩を中心にしたたくさんの染料を使って、柄の彩色を行います。

色がにじまないように弱い火を生地の裏から当てながら、筆と小刷毛を使って一つ一つ手で描きます。

日本を代表する伝統工芸品

現在も新たな作品が生み出されている加賀友禅は、日本を代表する伝統工芸品です。
知識や技術を守るため、厳格な制度が設けられています。

加賀友禅の作家になるには、加賀振興協会の厳しい審査を受け、認可された作家だけが加賀染め振興協会の落款の登録と会員の資格が得られます。

また、加賀友禅の着物には、類似品と区別をするために、友禅流しのデザインをあしらった証紙が貼り付けてあるので、それがあれば本物かどうかを見分けることができます。

流通している着物の中には、加賀友禅の色や模様を真似して量産されたものもあり、加賀調と呼ばれ加賀友禅と区別されています。
ただ、友禅の技法が用いられているので、決して品が悪いということではなく、見分けるのが難しくなっています。

加賀友禅の買取相場

電卓とお金

高く売れるというイメージが着物にはありますが、加賀友禅を買い取ってもらう場合、シミや汚れなど保管状態が悪い場合は価値が下がる可能性があります。

着物を買い取ってもらう場合、希少価値のある着物や証紙や証明書が残っている・手の込んだ着物・素材が希少なものなどは高値が付く可能性があるので、チェックしておきましょう。

日本三大友禅の一つ・加賀友禅の買取相場は、普通の着物と比べても高い傾向にあります。

5万円~15万円が買取相場ですが、保存状態や柄が良いと稀に数百万円になるケースもあります。

着物の種類 買取相場
加賀友禅 5万円~15万円
シミや汚れがある加賀友禅 1万円前後

まとめ

加賀友禅は価値の高い着物です。

着物はデリケートな衣類で、保管の方法を間違えると虫に食われたり、シミができたりして傷んでしまいます。
桐の箪笥やたとう紙に包んだりして適切に保管しいつまでもきれいな状態を保ちたいものです。

また、着なくなった着物は傷んでしまう前に売ることも検討してみましょう。
特に有名作家が作った加賀友禅は希少性が高く、価値のあるきものです。着物の価値を理解している業者であれば高額買取も期待できます。

着物買取比較ナビでは着物のおすすめ買取業者も紹介していますので参考にして頂けましたらと思います。

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